WIRES-Xと EchoLink-L/-R のノード局を一台のトランシーバー(以下リグと表現)で共有しながら相互の通信ができます。
リグが一台で済みますから、アンテナの増設も不要になります。PCは二台でも構いません。

それぞれのノード局が動作していれば、HAMSTIR X (本機)を、各インターフェースとリグの間に
ケーブルのつなぎ換え接続するだけです。ドライバーインストールも設定変更も不要です。
Echolink用インターフェースは当社製品の他、自作品や他社製品でも使用できますのでお問合せください。
EcholinkのPCシングルユーザーモードとスマホ版は PTT出力端子やスケルチ端子がないのでゲートウェイ構築です。

運用スタイル例)
 1. HRI-200 (WIRES-Xノード局)と HAMSTIR ST等 (EchoLink-L/-R)で FT-7900など一台のリグ
   を共有しながら相互の通信。
 2. 更に、スマホ(EchoLink)からEchoLink-L/-Rにコネクトして WIRES-X局と交信
 3. 各インターフェスに接続するソケットがどちらもMiniDIN 6Pなので、
   WIRES-X以外のVoIP無線にもゲートウェイ運用の可能性があります。

相互の通信とは)
 いわゆる三者会談スタイルになります。以下のような動きになります。
 ・移動局の電波を受信すると、WIRES-Xと EchoLinkのネットに送出。
 ・WIRES-Xから信号が来ると、移動局に送信し、同時に EchoLinkのネットに送出。
 ・EchoLinkから信号が来ると、移動局に送信し、同時に WIRES-Xのネットに送出。
 ・リグが無接続か電源オフの場合は、当然ながらネット同士の通信のみになります。
 ・EchoLinkがインストールされたスマホで、WIRES-Xにアクセスすることもできます。
  スマホ EchoLink -L/ -R HAMSTIR X Gateway WIRES-Xルーム等

ゲートウェイは、音声帯域の信号のみで文字や画像データは転送できません。
WIRES-Xの「無線機」画面で、[受信;FM-送信:FM](アナログ)に設定します。

主な仕様)
 1. 電源 : 単四アルカリ電池３本 内蔵 (省電力設計により電源ケーブルやスイッチは不要としました)
 2. 消費電流 : 無信号時 約0.001mA, 信号有り 約0.5mA ; 通常使用で電池寿命 一年以上
 3. リグのスケルチ出力電圧 : 2.5V以上必要 (スケルチオープン時)
 4. リグ送信制御論理 : L論理で送信 (汎用DATA端子PTT仕様)
 5. ケース寸法 : W82 - D130 - H24mm、アルミ押出、パネルはABS
 6. ケーブルの種類と長さ (インターフェース側２本、リグ側１本、計３本)
  ・本機からインターフェスに接続するケーブルは二本とも MiniDIN 6Pメスソケット付きで約15cm
   ＊HRI-200にはHRI-200付属の 10/6Pケーブルで Radio 1 端子に接続
  ・本機から カートランシーバーの DATA 6P端子へ : MiniDIN 6Pオスプラグ付き 約100cm

詳細説明 : www.onechipdesign.com