最新 織部焼 向付5客セット 忍焼                月谷初子

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月谷初子の織部焼向付5客セット 忍焼月谷焼(忍焼)は月谷初子が始めた焼物。-サイズ 14㎝×12㎝ 高さ2.2㎝-5客のうち1客の裏に2箇所3〜4㎝ほどのニューがありますが、表にはほとんど出ていません。(画像後部3枚参照)-底に「忍焼」の陶印-箱なし月谷初子が残した作品には陶彫が多くこのような向付は、市場には滅多に出てこない品物です。月谷初子(1869-1945)2000年7月 桑原恭子著「月の炎」で紹介された。女性初の陶彫作家として月谷初子又は乾月谷の名で活動した。東京で生まれたはつは、12歳で彫刻家小倉惣次郎に彫塑を学び、イタリア人の彫刻家ラグーザに手ほどきを受けた。またその美貌からモデルになることもあったはつの彫刻作品は数々の展覧会で入賞した。その後、陶芸家真葛香山の門に入り陶彫の技法を学ぶ。備前焼や九谷焼など各地の窯場を巡り腕を磨いた。大正4年(1915)、愛知郡御器所村(昭和区山脇町)に移住し、大正6年(1917)同村の内田研工所内に、「緑陶房」を設立。夫は茶陶を作り、はつは弟子と共に陶彫を製作した。後に自宅に忍焼窯を築いて、本格的に陶彫や茶陶を焼くようになったが、昭和5年(1930)不景気のため廃窯。その後、東春日井郡森山町(守山区守山)の瀬栄陶器でノベルティの原型師の職を得た。昭和7年(1932)、再び瀬栄陶器の敷地を借りて忍焼窯を築いたが、同14年(1939)夫の死去により閉窯した。しかし、その後も作陶活動は続けた。昭和19年(1944)病によって八事の名古屋医療養老院に入院し、昭和20年(1945)2月19日に亡くなった。  彼女が残した作品には陶彫が多くこのような向付は市場には滅多に出てこないと思われる。

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